当院について

ご挨拶 Greeting

理事長ご挨拶

30周年を振り返って 理事長 武久 洋三

昭和58年12月は殊の外寒かった。同年8月から建築が始まっていた掘建て小屋の白い60床の病院は昭和59年1月4日のオープンに備えて年末には準備のための清掃に10名が集まっていた。広い大部屋にアクタスの白赤のベッドが規則正しく並べられ、もういつからでも患者さんを迎えられるようになっていた。当初クリミア戦争のナイチンゲールの従事していた英国風病室は、20床もの大部屋で患者さんがすべて見渡せた。

今から考えるといかにも看護する側にとって、誠に都合の良い形だったのであろう。30年経って、現在私が建築している病院や施設はすべて個室であることを思うとまさに昔日の感じがある。

あの広々とした寒い病室の中で新病院での期待を込めた作業が続いた。あの頃の人たちの顔は何年経っても忘れられない。また、本年で30周年を迎えるまでに多くの仲間の支えで、平成医療福祉グループが大きくなってきたことになる。私も今年1月で72歳となった。定年を5回も10回も過ぎているが、未だに仕事をしているし、厚生労働省や経済産業省の各種委員や一部座長も努めさせて頂いている。この年になってまで、公からお声がかかることは有り難いことであり、あと少しの間、先達としての義務と思い努めさせて頂こうと思っている。

これまでの30年と、これから先の30年とは全く違うものになるのではないかと思う。その意味では私の今までの経験は参考にならないのかもしれない。しかし、世の中がどの様に変わろうとも医療のベクトルは不変である。
「患者さんのためにより良い病院にしたい。」「質の高い診療を継続して提供していきたい。」安易にターミナルケアに流されることなく、どのような患者さんにも最後まで可能な限り、最新の医療やホスピタリゼーションを提供するように努力してきた事、「絶対に見捨てない」という理念の継承はとても大切なことだと思う。

創立以来、誠に多くの人々にご支援賜ったことに深謝し、これからも変わらぬご協力を心からお願い申し上げます。

院長ご挨拶

おかげさまで病院開設30周年を
迎えることが出来ました 博愛記念病院院長 田中 通博

これからは新たな時代に向けて、高度急性期病院から急性期治療を終えた患者さんを早期に受け入れ、継続的治療を行い、また在宅療養中の方や高齢者施設などに入所している方の急性増悪時にも24時間365日対応し、積極的治療とリハビリテーションを行うことにより、早期退院を目指す新しい「亜急性期」の機能を有する病院として、良質な医療を提供していきたいと考えております。

同一敷地内に介護老人保健施設や介護老人福祉施設、グループホーム、ケアハウスがあり、退院後のケアも充実しております。また在宅医療連携拠点病院として厚生労働省より認定を受けており、地域の医療機関と連携し、みなさんが安心できる地域医療を確立してまいります

また、医師を始め、看護師・薬剤師・管理栄養士・療法士・検査技師・放射線技師・介護職員など専門多職種によるチーム医療にも積極的に取り組んでいます。
他にも、在宅医療連携拠点事業を立ち上げ、「後方支援病院緊急ネット」の構築や在宅医療に必要な多施設・多職種の連携を図り、利用者さんにスムーズに提供できるよう努めています。

地域のみなさんに支えられて30周年を迎えられたことに感謝し、さらに新しい時代に向けて、みなさんの期待に応えられるよう尽力して参ります。
今後ともよろしくお願いいたします。